皮膚の病気はその持ち主にとって、目で見ることができ、触ることもできるという意味ではとても「身近な」疾患であると思います。
ご自身が毎日つぶさに観察できるものであるゆえに、一番詳しく病歴を理解されているのも患者さんご自身です。
例えば私が診察を行っているときにも「…という病気でこうすれば治ります」と説明した際に「うーん。それもあるけど、どうもそれだけじゃないみたいなんだよね」というコメントをされる方が時々おられます。その様な時、なぜその方がそう思われるのか、その方にとってのこの病気はどういうものなのか、といったことをいつも考えさせられます。
ホクロ一つ、湿疹ひとつとってもそれは家族のものでもなく、もちろん医者のものでもなく、その方自身の持ち物です。
患者さんの気持ちを第一とし、その方の意思を尊重した診療を行っていきたいと考えております。
院長 河崎 玲子プロフィール
平成9年(1997年)に佐賀医科大学を卒業後、国立病院機構九州医療センター皮膚科・アレルギー科にて研修終了。同院皮膚科・アレルギー科レジデント、チーフレジデント(平成17年度)として研鑽を積む。